オフィスラブ【香穂 partU】


  • 「んっ・・・ふぁ・・・」

    チュクチュクと会議室に音が響く。昼休みの会議室。香穂は
    無理やり正貴に会議室に連れられ、怒る間もなく激しいキスを受けていた。

    (会社で昼間っから・・・)

    香穂はそう思うと同時に興奮も感じていた。
    昼休みが終わる5分前のチャイムが鳴るまで正貴は香穂を離さなかった。

    「もう!早く行かなきゃ・・・」

    香穂は髪を整えながら言った。正貴はクスリと笑い
    「もっとしたいって目が言ってる」と言った。

    香穂はかぁっと赤くなりさっさと外へ
    出ようとした。ドアノブを掴んだ手を正貴が掴んだ。

    「ねえ、今日家に行ってもいいでしょ?金曜だし」

    香穂は少し迷った。家、片付いてたかしら・・・。

    「ちょっと仕事で遅くなりそうだけど・・・だめ?」

    香穂はそれなら先に帰って片付けようと思って「いいよ」と言った。
    正貴はニッコリ笑ってもう一度軽くちゅっとキスをした。

    あの夜・・・資料室で抱き合って依頼、二人は度々会うようになった。
    ほとんど会社から近い正貴の家に泊まるのが多かったので、香穂の家に来るのは
    今日が初めてになる。

    香穂はすっかり正貴を好きになっていた。でも、はっきりと付き合うと言ってるわけでは
    なかった。

    (好きって・・・私、まだ言ってなかったな・・・)

    香穂はいつどう言ったらいいのかがわからなかった。

    課長との恋愛は、暗黙の了解で「好き」や「愛してる」がタブーだったからだ。
    だから余計に正貴のストレートな感情表現に戸惑ってしまう。

    (今日言ってみようかな)

    いつまでも曖昧な態度は良くない。香穂は密かに心に決めた。


    香穂は急いで家に帰って掃除をした。シーツも取替え、お風呂も洗った。

    しかし、10時を過ぎても連絡がない。香穂はうとうととソファで眠ってしまった。

    「♪♪♪♪♪♪♪」

    携帯が鳴った。香穂は急いで出ながら時計を見た。12時になろうとしている。

    「もしもし?」
    「香穂さん、ごめん、今タクシーでそっちに向かってる。もうすぐ着くよ。」

    香穂は嬉しさを我慢しながら「うん、待ってる」と言った。
    課長は今までどんなに遅くても泊まることはなかった。

    正貴は今日泊まっていってくれる・・・

    それだけでとても幸せだった。

    10分後・・・正貴は再び香穂にキスをしていた。玄関先で迎えたらこれだ。

    「んっ・・ま、待って・・・ん・正貴・・・」
    「香穂さん暖かい・・・」

    正貴はそのまま香穂のニットの中に手を入れ胸を探ろうとした。

    「だ、だめ!お風呂入れてあるから、先入って!」

    香穂が強く突き放して言うと正貴は

    「え〜〜、じゃあ、香穂さんも一緒に入るなら入ってもいい」と香穂の腰に手をまわしながら
    言った。

    「だ、だめよ、一人で入って。」
    「じゃあ、待たない」と言って香穂を床に押し倒した。

    「!わかった、わかったってば。・・・じゃあ、一緒に入ろう・・・」

    正貴はニヤリと笑ってスーツを脱ぎ始めた。

    香穂は男性と一緒にお風呂に入ったことがなかった。
    課長はいつもシャワーを浴びずに帰ったし、それまで付き合っていた男は
    特に一緒に入りたがる男ではなかった。

    先に正貴が浴室に入っていった。香穂はのろのろと服を脱ぎ、まだ迷っていた。

    「香穂さん、早く」

    正貴が急かす。香穂はそっと浴室に入った。正貴は既に湯につかっていた。

    香穂の体を微笑んで眺めている。
    香穂は恥ずかしくなり、さっと背中を向けて化粧を落とし、髪を洗った。
    その間、ずっと正貴の視線を感じる。

    香穂が体を洗っていると「早く入りなよ」と正貴が言った。

    香穂はあきらめて正貴の入ってる湯船に入り、裸をさらした。

    正貴はじっと見つめ、指で香穂の胸のピンク色の先端をつついた。

    「きれいなピンク色・・・」

    香穂は少し正貴から離れた。
    すると正貴が香穂の手をつかみ自分の方へ引き寄せた。

    香穂は両手で浴槽の縁をつかみ、正貴に重なるように上になった。
    正貴は香穂のお尻を掴み、胸の先端を舌で舐め始めた。

    香穂はピクンと体を震わせた。

    正貴の唇がちゅーっと香穂のピンク色の突起を吸うと、たちまち固くなった。

    左手ではもう片方の突起をクニクニと摘み、右手では香穂のお尻を揉みあげる。

    「あっ・・・」

    香穂は正貴にすっかり性感帯を開発さ
    れていた。正貴の愛撫は絶妙で、胸を弄ばれてだいぶ感じるようになっていた。

    チャプン・・・チャプンと湯が揺れる。

    香穂の体は湯の温かさと正貴に与えられる快楽とで火照りだす。
    するん、と正貴の指が香穂の茂みの奥に入り込む。

    「あっ!」

    正貴はすかさず二本目の指も入れた。

    「お湯の中なのに、こんなに濡れてるのがわかるよ・・・」

    正貴は指で香穂の好きなポイントをなぞった。

    「や・ん・・・あっ・・・」

    香穂は正貴にしがみついた。チャプチャプと湯の波が大きくなる。

    香穂はたまらず正貴に自分からキスをした。正貴の指がもたらす快感をキスで返した。
    舌で正貴の舌を探り、正貴の下唇を夢中でちゅうちゅうと吸った。

    「香穂さん、すごいかわいい・・・もうだめだ。出よう。」

    正貴は香穂を抱き上げ、浴室を出て、タオルで香穂を包むとそのままベットに連れて行った。

    まだ濡れている香穂の体中に唇を這わせ、舌で味わった。
    腰骨のあたりを正貴の舌が這い始めると香穂は体を強張らせた。

    正貴は香穂の足を広げると、既に潤っている部分に舌を這わせた。

    「あん!」

    香穂は腰を浮かせ、体を反らせた。正貴は香穂の愛液で下を潤すと、それを
    その上で赤く勃起しているピンクのクリトリスに塗りつけるようにしてゆっくり
    ぬるりぬるり・・・と刺激した。


    「あ、はぅ、うん・・・んっ、あ・・・気持ちいい・・・」

    香穂は素直にそう言った。香穂の茂みの奥からはトロトロと蜜が流れ出してくる。


    正貴は舐めるのをやめ、香穂に顔を近づけると「今日はなんだか素直だね」と言って、
    ベットの上に香穂に足を広げて座らせ、その後ろから抱きかかえるように自分も座った。

    そのまま後ろから香穂の茂みに手を延ばし、左手でサイドのふくらみを広げ、
    右手でトロトロと流れだした愛液をすくい、クリトリスを撫で始めた。

    「あ、あん、んっ、んっ」

    香穂は目を閉じて気持ちよさに浸った。

    「見て・・・香穂さんの今の姿、超エロい・・・」

    香穂がふと顔を上げると、そこには姿見の鏡がおいてあり、足を広げ後ろから
    伸びた正貴の手に与えられている快楽に酔いしれる自分の姿があった。

    潤んだ瞳、軽く開いたピンクの唇、正貴の指にいじられるピンクの真珠・・・
    香穂は「いや・・」と言って顔を背けた。

    「だめ、ちゃんとイクまで見てないといじってあげないよ」

    香穂の顔を鏡に向けさせ、首筋に下を這わせた。

    「あ・あ・・・・やん・・」

    包皮をむかれたきれいなピンク色のクリトリスが愛液できらきらと光るのを見て
    香穂はさらに興奮した。

    (あ、そこ・・・気持ちいいとこ・・・)

    正貴は香穂のクリトリスのアナル側を優しく集中的に撫でた。
    香穂が一番気持ちいいところを正貴は既に知っていた。

    「あ、あ、だめ、そこ・・・そんなにいじったら・・あっ!あっ!」

    香穂は腰が動いてしまうのを止められなかった。


    「ほら、自分で皮むいて。指、入れてあげるから」

    正貴は香穂の耳に囁き、香穂に
    自分で茂みを更に開かせ、左手の指を二本、その奥に入れ、ゆっくりと出し入れた。
    そしてクリトリスを撫でる指を少し、早めた。

    くちゅ、くちゅ、ぬる、ぬる・・・。

    「あっ!あんっ!!」

    香穂はもはや快楽の渦の中だった。正貴の左手と右手の絶妙な動きに声が抑えられない。

    「あっ、あっ、すごい・・・」
    「すごい、何?」
    「んっ、んぁっ!気持ちイイ、気持ちいいよぉ・・!あんっ!」

    正貴の指の動きが早くなり、香穂は鏡の中の自分を見た。
    眉をひそめ、唇がいやらしく開き、自分でアソコを広げている・・・
    正貴の指がクリトリスの香穂の一番気持ちいい部分をすばやくなぞり出した。

    くちゅ、くちゅ・・・。


    「ああっ!もう、だめ、いっちゃうよう・・・!!」

    瞬間香穂は体をビクビクっと震わせ絶頂を迎えた。

    香穂はしばらく正貴の腕の中でぐったりとしていたが、

    「私も…」と言って、正貴の固く立っているものを手に取り、口を近づけた。

    「あ、待って。香穂さん、お願いがあるんだけど…」と正貴が止めた。

    「あのー、なんだっけなー、いつも唇に塗ってるツヤツヤしてる…」
    「グロス?」
    「そう!グロス!を塗ってしてもらいたいんだけど」

    香穂は少し怪訝な顔をしたが、正貴が目をキラキラさせて待っているのを見て、
    とりあえずいつも付けているピンクのグロスを付けた。


    「これでいい?」

    うん、と正貴は嬉しそうに頷いた。香穂は再び正貴のものを手にとり、
    唾液を出しながら口に含んだ。既に先端から液体を出していたので、香穂が舐め始めると
    すぐにぬるぬるになった。

    「…っ」

    正貴は小さく呻いて「視覚的にヤバい…」と香穂の口元を
    眺めながら言った。

    香穂は右手をスライドさせ、左手でアナル付近をなでたり、袋をやんわり
    もんだりした。先端を口でくわえたり、手で覆うようにこすったりして、
    ぬるりぬるりと手を動かす。


    「気持ちイイ・・・」

    正貴はため息をつきながら言った。
    香穂は嬉しくなり、少し吸う力を強め、手を早く動かした。
    カリの部分にあたるたびに正貴は呻いた。

    「まって・・・それ以上やったら入れる前にいっちゃうよ」

    正貴は香穂の口から自分のモノを外し、香穂に後ろを向かせた。
    正貴のモノがするりと入る。舐めながら香穂の茂みの奥は更に潤いをましていた。

    「んぁっ・・・」

    香穂は猫のように背中を反らせ、正貴を受け入れた。
    ふと前をみると鏡に映っている自分が再び目に入った。

    (やだ・・・私、なんて顔してるの・・・)

    正貴が後ろからゆっくり突き上げる。
    ぴちゃ、ぴちゃといやらしい音がたつ。

    「んっ、んっ・・・あん!」

    正貴が後ろから手を延ばし、クリトリスを弄る。

    正貴の指は常に優しく香穂のクリトリスを愛撫した。
    気持ちよさに香穂の中がきゅうっと締まると、正貴は動きを止めて、いかないように我慢した。

    「ほら・・・自分の顔よく見て・・・」

    正貴は香穂のあごを上に向かせ、鏡を見るよう促し、腰の動きを早めた。

    「あっ、あっ、あぅ!」

    香穂の胸がゆさゆさと揺れた。
    正貴は香穂を起き上がらせ、手をつかみ「ほら、自分で触って」と言って、
    香穂に自分でクリトリスを触らせた。

    「やだ・・・恥ずかしいよ」

    香穂は抵抗したが、正貴はそれを許さなかった。

    「ここ弄ると、香穂の中が締まって気持ちいいんだ。お願い。ね。」

    香穂は自分が正貴のことを好きだという証拠のつもりで、自分で触ることにした。

    「・・・あっ、あんっ、んっ・・・」

    正貴があいた両手で香穂の胸を揉んだ。
    香穂はもはや自分の指の動きを止められなかった。

    (あ〜ん、気持ちいいよぅ・・・)

    左手でふくらみを広げ、右手の中指でぬるぬるとクリトリスを優しく撫でる。

    その間も、正貴がゆっくり腰を動かす。香穂の中からたらたらと愛液が流れ続ける。

    「んっ・・正貴・・・私・・・」

    香穂は後に首をねじり、正貴を見つめた。

    「だめ、まだいったらだめだ」

    そう言って、正貴は香穂の腰を掴み、急に腰の動きを早めた。

    「!あっ!あっ!!あ・ん!」

    ぬちゃ、ぬちゃっと音が響く。

    正貴のモノが子宮の奥にあたっている・・・。香穂はクリトリスを撫でる指も一緒に早めた。

    「ま、正貴、気持ちいいよぉ・・・!」

    正貴と鏡の中で見つめ合う。正貴の顔も快楽でゆがんでいるのがわかる。

    「あっ、あうっ、あぁん!!」
    「香穂さん・・・一緒にいくよ・・・」


    香穂はこくこくと頷き、夢中で指を動かし、子宮の奥深くの快楽に集中した。

    瞬間、香穂の体が激しく痙攣し、二人は同時に果た。
    香穂は頭の片隅で(今日好きって言うんだった・・・)と思いながら、
    そのまま深い眠りに落ちてしまった。




    次の日、同じグループ内で結婚するカップルがいたので、二次会に呼ばれて
    いた香穂と正貴はそれぞれ別々に出席するため、昼過ぎに別れた。

    二次会は、青山のレストランを貸しきって行われ、会社の同僚がかなり来ていた
    ので、香穂も仲間と同じテーブルについた。

    正貴は始まるぎりぎりに来て、香穂と離れたテーブルに座った。
    二次会が始まると、いつもの会社の飲み会とそう変わらない状態になった。

    気がつくと、同期の女友達は新郎側の学生時代の友人の輪に入り楽しそうに話している。
    皆、出会いを求めて積極的なのだ。

    香穂は大人しくテーブルに座っていたが、料理を取りに行く度に声をかけられた。
    香穂はどぎまぎしながら二言三言話してすぐに席に戻った。
    どうも初対面の人は苦手だ。

    ふと正貴を探してみると、同じく女性に声をかけられて立ち話を始めていた。

    (やっぱり・・・あの人、絵になるわ・・・)

    香穂はなんだか正貴の存在を遠くに感じた。
    席に戻ると、男性社員だけがテーブルに座っており、香穂を待ってたとみんな口を揃えた。
    ほとんどが既に酔っ払っていて、香穂の隣をみんなで取り合った。

    「俺はずっと香穂さんと仲良くなりたかったんだ」
    「俺は入社前からファンだぞ」

    香穂は苦笑いしながらそんなやり取りを聞いていた。
    正貴の姿を探すが・・・みつからない。

    「香穂さん、自分、本気っす!付き合ってください!」

    一人の後輩の男性社員が香穂の手をつかんで叫んだ。
    香穂は困り果て、トイレに行くと言って席を立った。

    その時、いつの間にかテーブルに戻っていた正貴と目が合った。

    正貴は同期の女の子と二人でなにやら話し込んでいるようで、真剣な顔つきだったが、
    香穂と目が合うとフイっと目をそらせた。


    香穂はドキっとした。

    なんで目をそらすの・・・。怒ってるの?


    しかし、いつまでもみつめているわけにもいかず、香穂はトイレに向かった。
    トイレから出てくると、香穂を待ち伏せていた新郎の友人たちにつかまり、結局香穂は
    慣れない初対面の男性との会話をこなすしかなかった。

    簡単なゲームと景品渡しが終わると、ようやく終了の時間がきた。香穂はほっとして、
    友達を探して一緒に帰ろうとした。

    「あ、香穂3次会行く?私たち行くつもりなんだけど」

    どうやらお目当ての男性陣たちと仲良くなり、更に3次会に行くと言い出した。

    「私は・・・ちょっと体調がよくないから帰るね」

    香穂はとてもじゃないが、3次会に行く気になれなかった。

    正貴が・・・ずっと女の子と二人で話し込んでいる姿を見ているのはなんともいえない気持ちになり、
    早く帰りたかったのだ。

    新郎新婦に簡単な挨拶をし、香穂はタクシーを広いに通りに出た。
    正貴はきっとまだ残るのだろう。

    あの女の子・・・昔、正貴たちが入社してすぐ、二人はつきあっているという噂を耳にしたことが
    あった。

    あんなに体を寄せて話さなくても・・・。

    香穂はなんだか悲しくなった。今日の昼まで一緒にベットにいたというのに、正貴の存在がとても遠い。


    やっとタクシーがつかまり、乗ろうとした時、腰に誰かの手がまわった。びっくりして顔をあげると
    正貴が息を切らせて香穂を見つめていた。

    「ま・・・岡田くん・・・」

    正貴は一緒にタクシーに乗り込み、自分の家を行き先に告げた。
    香穂はうろたえた。

    「どうしたの?」

    正貴は答えず、黙って前を見つめていた。

    やっぱり怒ってる・・・。でも、どうして?男の人と話してたから?

    そうだとしても、私から進んで話していたわけではないし、第一正貴もずっと女の子と
    話していたではないか。

    香穂はいくら見つめても目を合わせてくれない正貴の横顔をみつめていたが、
    諦めて窓の外に目を向けた。

    正貴の家の近くの通りでタクシーを降りると、正貴は香穂の手をつかみ家に向かった。
    強く引っ張る手は、やはり怒っている。

    香穂は困り果て、正貴のマンションの部屋に入るなり「ごめんなさい」と謝った。

    「なんで謝るの?」

    正貴は上着を脱ぎ、ネクタイをゆるめて言った。

    「だって・・・怒ってるから・・・」

    香穂はうつむいて言った。

    「なんで怒ってるんだって思ってるだろ?そりゃそうだ。
    僕だって自分がなんでこんなにイライラしてるのかわからないのに」

    正貴は香穂のあごをつかみ、上を向かせた。

    「あなたが他の男にちやほやされて喜んでる姿を見て、嫉妬したんだ。笑うだろ。」

    正貴の目は怒りがあふれていた。

    「喜んでなんかいないわ!」

    香穂はあわてて言った。

    「そう?その割りには良く話し込んでたように見えたけど」

    正貴は香穂から手を離し、冷蔵庫からビールを取り出していっきいに飲み干し、
    しばらく目を閉じていた。心を落ち着かせているようだった。


    「僕ばっかりあなたを好きで・・・。始めはそれでいいと思ってたんだ。
    だいたいがあなたが弱ってるところに漬け込んだんだから、徐々に好きになってもらえばいいって」

    香穂は不穏な空気を感じていた。

    どうしよう・・・正貴はもう私との関係を終わらせようとしているのかしら。
    でも、まだ言ってないことが・・・。

    「あなたが寂しさから僕に体を許しているのは知ってる。自分で言うのもなんだけど、セックスも
    そこそこ上手いし、気持ちがなくたって抱いて欲しいと思ってるってことも」

    香穂はショックで一瞬思考が停止した。

    「まって・・・私が体の関係だけをあなたに求めてるって言うの・・・?」
    「実際そうだろ?あなたが部長を愛してたのはよく知ってる。僕はそれの穴埋めでしかない。体のね。」

    香穂は怒りと悲しさで体が震えた。

    「私だって・・・今日あなたがずっと女の子と話しこんでいる姿に嫉妬したわ。目を反らされてすごくショックだった・・・。友達は皆どこかへ行ってしまうし、途中で帰るわけにもいかないし、我慢して初対面の人たちと話してたのよ。

    けど、あなたのことが気になって・・・お昼までは一緒にいたのに、すごく遠く感じて・・・
    何もかも嘘だったんじゃないかって・・・。不安でしょうがなかった・・・。」

    香穂はいつの間にか大粒の涙を流していた。

    「それなのに・・・体が目当てだなんて・・・。

    部長のことがあって、もう恋愛なんてしないって思ってた。
    でも・・・あなたが現れて、恋愛ってこんなに自由に好きになっていいんだって。

    私だけを好きでいてくれることがどんなに嬉しかったか・・・。
    泊まっていってくれることがどんなに嬉しかったか・・・。」

    香穂ははっきり言えなかったことを伝えようと、正貴の目をしっかりみつめながら言った。

    「あなたが・・・正貴のことが好き。たぶん・・・初めてここに泊まった時から。
    ・・・酔っ払ってたけど・・・。ずっと言えなくてごめんなさい。

    好き・・・って、言っていい恋愛してなかったから、なかなか言えなかった。」


    正貴はゆっくりと香穂に近づいて香穂の顔を両手で包んだ。

    「やっと、聞けた・・・。」

    香穂をぎゅっと抱きしめたまま動かなかった。

    そうか・・・私、かなり不安にさせてたのね。もっと早く言えば良かった。

    香穂も両手でしっかりと正貴を抱きしめた。ごめんね。ごめんね。

    正貴はそっと力を抜き、香穂にキスをした。

    「もう一回言って・・・」

    香穂はクスっと笑い「正貴が好き」と言った。

    正貴は深く香穂にキスし、そのままベットへ押し倒し、長い間キスをした。
    香穂は心地よい安堵感に浸っていた。すると正貴の手がスカートの中に伸びてきた。

    「ちょ、ちょっと。」

    香穂はあわてて起き上がった。まだコートも脱いでいない。

    「今日・・・男に囲まれてる香穂さん見て・・・すごい嫌で。俺なんかその人の体の隅から
    隅まで知ってるんだって大声で言ってやりたかった。はやく香穂さんの裸を見たかった・・・。」

    正貴は香穂の胸に顔を埋めて、香穂の匂いをかぐように、大きく息を吸った。

    「あ!そうだ・・・」

    正貴は突然起き上がり、二次会から持って帰ってきた紙袋を取り上げた。
    その間に香穂はコートを脱いだ。

    「何?何かもらったの?」
    「二次会の景品でもらった。これ使おう。」

    正貴が取り出したのはピンク色したおもちゃのようなものだった。
    「これ・・・」

    香穂は初めて見たが、なんとなく想像がついた。

    「ローターだよ。これで香穂さんをいじめよ!」

    正貴は急にはりきり出し、再び香穂をベットに押し倒した。

    「い、いじめるって・・・」
    「大丈夫。痛くないから。」

    正貴は香穂に優しくキスし、二の腕をなでたり、内モモをなでたりして、
    香穂の体の強張りを解いた。

    しばらくすると「ウィ〜ン」という音が聞こえ、香穂の内股に振動が伝わった。
    香穂が驚いて目を開けると、正貴が笑って、「力抜いて」と言った。

    振動は香穂の下半身をくすぐった。

    ドレスはとっくに脱がされ、シルクのキャミソールは肩紐がずれ、ブラジャーもずらされ、
    香穂の胸がゆさゆさと揺れていた。

    正貴がローターを下着の上から香穂の敏感な部分に当てると香穂はびくんっと体を反らせた。

    「あ!」

    正貴は尚もローターを押し当てる。小刻みな振動が、クリトリスを刺激する。
    香穂は今までにない快感を味わっていた。

    (これ・・・すぐいっちゃいそう・・・)

    正貴は、香穂のぷっくりと立った乳首を舌で舐め転がし、ローターをしばらく動かしていたが、
    香穂のクリトリスの中でも一番感じる部分を探り当てると、そこに集中的にローターを押し当てた。

    「あっ・・・あん!そこは・・・あぅ!」
    「気持ちいいでしょ?特にココね。」

    正貴はショーツの脇から指を入れると香穂の濡れ具合を確かめた。

    「すごい・・・もうこんなに濡れてる・・・」

    香穂は自分でもかなり濡れているのを感じていた。
    ローターの振動が、神経をつらぬく。トロトロと蜜液が溢れる。

    「んっ、んっ、あんっ、そこ気持ちいい・・・だめ、いっちゃうよ・・・」

    正貴は少しローターを押し当てる力を強めた。

    「あっ!あんっ!だめ、あっ、もう、・・・ああん!」

    香穂は頭の中が真っ白になったかと思うと、体をびくびくっとふるわせて、絶頂を迎えた。
    あそこがひくひくしているのがわかる。

    正貴はショーツを脱がすと、ひくついているのを眺め、再びローターをクリトリスに押し当てた。

    「あ!だめ!いったばかりで、まだ、あっ!あんっ!」

    香穂は体をねじって抵抗したが、正貴にしっかりと抑えられ、逃げられなかった。

    「やん!だめ、また・・・あぅ!またいっちゃうよぉ!」

    香穂は再び体を震わせ達した。
    内モモにたらたらと液が流れるのがわかった。正貴は体をぐったりさせている香穂の両手を
    ネクタイで縛り、再びローターをクリトリスにあてる。

    「!だめ!もう、これ以上・・・あっ!」

    香穂の花びらがまだひくひくしている間に正貴は容赦なくローターを押し当てた。

    「あっ!あっ!ああ!!」

    香穂が再び絶頂に達し、もはや涙を流して快楽が苦痛にかわろうとしていても、正貴はローターを当てた。

    「正貴、も、もうやめて、お願い、んんっ」

    香穂は涙目でお願いをした。

    「いじめるって言ったろ」

    もはや香穂の内股はどろどろだった。何度もつづけて絶頂を迎えた香穂の頭の中はぼーっとしていた。

    「ほら、手ほどいてあげるから、自分で当てながら、舐めて。」

    と言って、既に先端から液をたらしている自分のモノを取り出し、香穂に舐めるように促した。

    香穂は朦朧としながら、舐め始め、言われたとおり、自分でローターをクリトリスに当てた。

    「ふ、んっ!んん!」

    香穂は必死になって正貴のものを舐めた。香穂の唾液でぬるぬるになった正貴の
    ペニスは、最高潮に張り詰め、反りあがった。香穂の手がぬるっぬるっとカリを
    しごきあげるたびに正貴は呻いた。


    香穂がローターで再び絶頂を迎えると、正貴はすかさずローターを香穂のアナルに
    ぬるりとに入れ、自分のモノを香穂のどろどろになった茂みの奥に突っ込んだ。

    「はぅ!あ・ん!」

    香穂はずっとうずいていた子宮の奥に大きいもので突き上げられ、既に気絶しそうな快楽を感じた。

    「ぬちゃっ、ぬちゃっ」と音が響く。アナルの中で、ウィ〜ンとローターがうごめく。

    「あっ!あん!ま、正貴、気持ちいいよぅ!正貴は?気持ちいい?」

    香穂は涙目で正貴を必死に見つめ尋ねた。

    「すごい・・・気持ちいい・・・。香穂、好きだよ」
    「私も・・私も大好き・・・あっ!」

    正貴は我慢できないと言ったように、激しく腰を動かし始めた。
    正貴の腰が香穂の子宮の奥深くを突き上げる度に、じゅわじゅわ〜っと潮が吹き出た。

    「あんっ!あっ!んんっ!もう、だめ!」

    正貴の動きがいっそう激しくなった瞬間、香穂は体を反らせ、絶頂を迎えた。

    香穂の中がきゅううっと締まり、正貴のモノをきつく締め付けた。

    ひくついた香穂の中をぬるっぬるっと何度か出し入れした後、正貴も絶頂に達した。

    二人とも、そのまま眠りに落ち、起きた時は、まだ体に昨夜の余韻が残っていた。

    「おはよ・・・」

    香穂が起きると正貴は先に起きていたようで、香穂の顔を見つめていた。

    香穂は幸せを感じていた。朝起きて好きな人が目の前にいる・・・。

    再び正貴の手が香穂に伸びる。香穂は苦笑しながらそれを受け入れた。

    END

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