オフィスラブ【志乃 番外編T】


  • 「カラオケ大会・・・ですか?」

    志乃とさわ子は帰り際、チームの男性社員に呼び止められ、今度の週末にカラオケ大会をやるのだが、
    参加してほしいと頼まれた。

    しかし、ただのカラオケ大会ではない。それぞれ仮装して、チームを作り、振り付けや歌をちゃんと
    練習して披露するというなかなか本格的なものだった。特別仕事で忙しいという人以外は全員歌わなくては
    いけない。

    「部長がカラオケ大好きでさ。仮装はいつからの風習かは知らないんだけど。
    本当は池田と沢井が俺と三人でやる予定だったんだけど、あいつら九州のシステム障害で昨日から
    いなくてさー。まいったよ。」

    その二人の男性社員の代わりに志乃とさわ子に参加してほしいのだという。

    「あの・・・でも、今週末ならもうすぐだし・・・。歌の練習する時間ないと思いますけど。」

    さわ子は遠まわしに断ろうとした。

    「歌は練習しなくていいよ。俺らもたいして練習してないし、仮装でごまかそうって言ってたから。」

    志乃は心の中でさわ子がうまいこと断ってくれることを祈っていた。

    「ちなみに、仮装って何するつもりだったんですか?」

    さわ子が聞くと、男性社員は言いづらそうに言った。

    「それが・・・三人でラムちゃんやろうって言ってたんだけど・・・」

    ラムちゃん!??あの、トラ柄ビキニの!??
    志乃はとんでもないと顔をひきつらせた。

    「ラムちゃんか・・・私はやってもいいんですけど」

    ええ!??

    志乃は驚いてさわ子を見つめた。

    そんな志乃を気にする様子もなくさわ子は続けた。

    「私たち派遣だし、いいんですかね。参加して。」
    「君たちの上の人らには許可とったよ。本人たちがいいならどうぞって。」

    さわ子はふーむと少し考えたあと、にやりと笑って言った。

    「宮田さんは多分ラムちゃんは無理なので・・・別の仮装でもいいですか?たとえばメイドとか。」
    「メイド!!いいね!やってくれるの?」

    男性社員は嬉しそうな声を上げた。

    志乃はあわてて拒否しようとしたが、さわ子がそれを許さなかった。

    「ただのメイドもつまらないので、私はめがねかけて猫耳つけます。志乃ちゃんはうさ耳。ね!」

    いいねいいね!とひとしきり盛り上がった後、じゃあ当日よろしくねと言って去っていった。

    「さ、さわちゃん、メイド?えぇ?うさ耳???私やるって言ってないよ!恥ずかしいよぉ!」

    志乃は必死に抵抗した。

    「志乃ちゃん・・・私たちがご飯食べていけるのも、この会社のおかげなのよ」

    さわ子は急に真面目な顔になって言った。

    「気に入られそうなことは何だってやらなきゃ。志乃ちゃんの場合特に契約更新して欲しいんじゃないの?
    劉生さんと一緒に仕事できなくなったら悲しいでしょ?」

    それは確かにそうだ。しかし、これがそんなに重大なこととはとても思えない。
    ましてや劉生の前でそんな格好をして歌を歌うなんて、考えただけでも恥ずかしさで倒れそうだ。

    「そうだけど、でも無理だよ、さわちゃん。メイドなんて・・・歌うたうのだけでも嫌なのに・・・」

    さわ子はよしよしと志乃の頭をなでた。

    「大丈夫。聞いたらうちらは最後の方らしいし、みんなその頃には酒入ってまともに見る人いないって。
    他の人はもっと恥ずかしいことするらしいよ。メイド服なんて普通の服じゃん。それに・・・。」

    さわ子は志乃の耳に顔を寄せて小声で言った。

    「劉生さん、意外とコスプレ好きかもよ。」

    志乃は突然顔を真っ赤にしてうつむいた。

    「コ、コスプレ好きとかじゃないもん!」
    「絶対喜ぶと思うけどなー。私だったら見たいけどなー。」

    さわ子に遊ばれているとも知らず、志乃は真剣に悩んだ。

    本当に喜ぶかな・・・そんなので・・・。でも、裸でエプロンとか言ってたし・・・。

    「じゃ、頑張ろうね!」

    さわ子はそう言うとさっさと帰ってしまった。
    さわ子に逆らえるはずもなく、志乃は結局いやいやながら参加することになった。

    劉生は相変わらず仕事が忙しく、お泊りはご無沙汰であった。
    今週、泊りにいくことになっており、志乃はカラオケ大会さえなければ楽しみな週末だったのに・・・と
    ため息をついた。



    カラオケ大会当日ーー。

    志乃とさわ子はトイレで準備していた。

    「かっわい〜〜!志乃ちゃん、うさ耳似合う〜〜〜!!」

    さわ子が興奮して言った。

    紺色のふんわりスカートのワンピースに、真っ白のフリルたっぷりのエプロン。
    白いストッキングに、白いうさぎの耳のカチューシャ。

    童顔で小柄な志乃が着ると、完全にロリータである。
    さわ子も同じメイド服を身にまとい、赤い縁のめがねに猫の耳をつけていた。

    既に何組かが歌を披露し、場は盛り上がっていた。皆、程よく酒も入り、志乃たちがメイド服を着るという
    噂を聞いていた社員たちが今か今かと待ち構えていた。

    「さわちゃん・・・私やっぱり・・・」
    「今更何言ってんの!・・・まあ、そう言うと思ってたけどね。はい、これ。」

    そう言っておもむろに一本の瓶を志乃に渡した。

    「泡盛・・・」
    「それでも飲んで、ちょっとはリラックスしな!」

    とうとう志乃たちの登場の時が来た。

    ラムちゃんの格好をした男性社員がまず登場し、さわ子、志乃と続いた。
    一番広い部屋を予約していたようで、かなりの人が入っていた。

    わー!ひゅー!と歓声が上がり、拍手とともに音楽が始まった。

    「あんまりそわそわしないで〜♪」

    (ラムちゃん世代の方は一緒に歌ってください笑 by作者)

    どっと笑いが起こり、3人で直前に合せた踊りを踊り始めた。

    志乃は泡盛をがぶ飲みし、うっすらと酔いが回り始めていたおかげで、なんとか緊張せずに歌った。
    とはいえ、怖くて劉生がいる方は見れなかったのだが。

    歌が終わって最後の決めポーズを三人で決めると大歓声が起こった。

    志乃とさわ子は男性社員達に腕を引かれ一緒に飲もう飲もうと大人気であった。

    情報業界だからマニアな人が多いのか、ただ単に珍しいもの見たさなのか、メイド姿の二人をみんなが
    かわいいかわいいと褒めた。

    志乃はやっと終わった安堵から、男性達が飲め飲めと促すままに更に焼酎、日本酒を何度も頼んで飲んだ。

    劉生は遠くで上司の人たちと飲んでいた。

    (劉生さん・・・一緒に飲みたいなあ・・・)

    志乃はめずらしくかなり酔っていた。空腹時の泡盛が効いたらしい。

    「志乃ちゃん、劉生さんにちゃんと見せてあげなよ。その格好。」

    さわ子が志乃のうさ耳を前に垂れるようにいじりながら言った。
    頬をピンク色に染め、シュン・・・としたメイドウサギの出来上がりである。

    「う、うん・・・」

    そうは言っても劉生はこちらとは逆の方を向いている。

    「私、トイレ・・・」

    志乃は顔が火照って仕方なく、外の空気が吸いたかった。

    「うん。あ、これ、飲みなよ。少しは楽になるよ。」

    そう言ってさわ子は錠剤を1粒くれた。
    ありがとうと言って志乃は席を立った。

    部屋を出るとくらくらした。足取りがおぼつかない。

    (いくらなんれも飲みすぎら・・・)

    どうやら呂律もまわらなくなっているようだった。
    さわ子からもらった薬を飲んで廊下のソファに座って目を閉じた。

    「志乃ちゃん、大丈夫?」

    聞きなれた声にはっとした。

    「劉生さん・・・」
    「ちょっと飲みすぎじゃない?水もらってこようか?」

    志乃は劉生が心配して来てくれたことが嬉しく、えへへと笑った。

    「いいんれす、いいんれす、劉生さん来てくれたらけれ・・・」

    志乃は劉生の顔をじっと見つめた。

    (かっこいいなあ・・・この人が私の彼氏らなんて・・・)

    志乃はまたえへへと笑った。
    劉生もつられて笑った。

    「こんなに酔っ払って・・・無防備すぎて、心配だよ」
    「らって、らって、こんな格好するの恥ずかしくて、それれ・・・ごめんなさい。ごめんなさい。」

    志乃は頭を下げて謝った。

    「どうして謝るの?」

    劉生は苦笑した。

    「らって、こんなに酔っ払って。こんな格好して。恥ずかしいれす・・・。」
    「似合ってるよ。かわいい。けど、俺だけに見せてほしかったな。」

    志乃は顔を上げて劉生を見つめた。
    優しく微笑みかけてくれている。

    「劉生さん・・・かっこいいれす。私、こんなんなのにすみません・・・。大好きれす・・・。」

    志乃はいつもなら恥ずかしくて面と向かって言えないとこを、酔っ払っているせいで劉生の目を
    見つめながら言った。

    (あれれ??なんか、なんか・・・おかしいみたい・・・。劉生さんに・・・触りたい・・・。)

    「劉生さん、なんらか・・・、おかしいれす。」
    「どうした?」

    劉生はネクタイを緩めていたので、精悍な顔に続く綺麗な首筋が見える。

    (劉生さんの・・・その首筋に・・・)

    「キスしたいれす」

    普段の志乃では言わないであろう台詞に劉生は明らかに驚いているようであった。
    まわりを見回し、誰もいないことを確かめて言った。

    「嬉しいけど、今ここではまずいよ。」

    志乃は劉生の困った顔を見て、心の中で思っていたことを口にしてしまったと気がついた。

    「私、なんてことを・・・。ごめんなさい。ごめんなさい。恥ずかしい・・・。」

    志乃のこの突然の欲情は、さわ子にもらった錠剤のせいなのだが、そんなこととは露知らず、
    志乃は自分がなんていやらしい人間なのだと涙をこぼした。

    「泣かないでよ。そんなことない。嬉しいよ。」

    劉生はおろおろし、酔っ払った志乃に対してどう対処して良いのかわからないといった
    様子だった。

    志乃はポロポロと涙をこぼしながらも、頭はぼーっとしていて、あれ、私なんで泣いてるんだろ
    などと思っていた。

    劉生は少し考えた後、志乃の手を引いて立ち上がらせた。

    廊下の突き当たりのドアを試しに開けてみると、鍵はかかっておらず、外に出ることができた。

    そこはビルの非常階段で、最上階だったため、下に降りていく階段が続いており、ビルが
    密集しているため、ビル同士の間隔は狭く、薄暗かった。

    劉生は再度まわりを見回し、誰も見ていないことを確認すると、志乃とドアの外に出た。

    「じゃあ、少しだけ・・・」

    そう言って志乃の肩をそっと両手で抱き、屈んでキスした。
    志乃は劉生が自分の要求に応えてくれたことが嬉しかった。

    劉生は初めは優しく志乃の唇を啄ばむ様にキスしていたが、少したつと舌で唇を割り、
    志乃の舌を探した。

    「んん・・・」

    ちゅ、ちゅ、と音が立つ。

    (はれれ・・・少しだけじゃないのかな・・・)

    次第に深く唇を吸われ始め、劉生の手が腰に下りてき、志乃を強く抱きしめた。
    志乃は突如体全体がうずき始め、劉生にもっと抱きしめられたいと強く感じた。

    自分から劉生の首に両腕を巻きつけ、体を押し付けた。
    劉生が舌を絡ませてくるのと同じように絡ませ、唇を吸うのを真似て志乃も劉生の唇を
    吸った。

    二人とも強く抱き合い、ひとしきりキスを味わったあと、ようやく唇を離した。

    「はぁ・・・」

    志乃が潤んだ瞳で劉生を見つめた。まだしたいといった表情である。

    「そんな顔されたら・・・」

    劉生は志乃の耳たぶを甘噛みしながら、両手を志乃のお尻まで下し、優しくなで始めた。
    志乃は劉生が触れているところ、耳やお尻が熱く感じ、押さえ切れないほど欲情するのが
    わかった。

    劉生がスカートをたくし上げ、白いストッキングとショーツをお尻の下まで降ろした。

    (わ、わ、わ・・・恥ずかしい・・・。誰かに見られないかな。。)

    志乃は一瞬周りを気にしたが、辺りは薄暗く、カラオケで歌う歌声が微かに聞こえるだけだった。

    劉生は両手で直に志乃のお尻を撫でていたが、右手を離し、ワンピースの上から志乃の乳首を探った。
    万が一、誰かが突然やってきた場合を考え、脱がすのは止めたのだった。

    劉生が乳首を探り当て、それを摘むと、志乃はぴくんと体を震わせた。

    (なんか・・・すごい・・・敏感みたい・・・)

    劉生は再び志乃にキスし、尚も乳首を弄びながら、志乃の太ももをなでた。

    「あ・・・」

    志乃は体中が火照り、身をよじらせた。

    (あそこが・・・きゅんとする・・・。劉生さんに早く触ってほしい!)


    それを悟ってか、劉生はようやく志乃のお尻から割れ目に指をスライドさせた。

    ぴちゃ、と音がする。

    「志乃ちゃん・・・すごい濡れてる。わかる?」

    劉生が耳元で囁く。
    志乃は赤いほっぺたを更に赤くし、はい・・・と頷いた。

    (は、恥ずかしい・・・!!)

    劉生の長い指が割れ目をゆっくり行ったり来たりする。
    志乃は今までになく興奮しており、それだけでひざががくがくと震え、立っているのがやっとであった。

    「あっ!」

    濡れそぼった指が志乃の敏感な突起を捉えると、志乃は思わず声をあげた。

    「あ、んん!」

    ぬるり、ぬるりと指の腹で円を描くようにクリを刺激され、志乃は劉生にしがみついて耐えた。

    (気持ちいい・・・)

    劉生は今度は前から志乃の割れ目に指を滑らせた。
    既にピンクの突起はぷっくりと勃起している。

    左手でクリの包皮をめくり、志乃の蜜液でとろとろに濡れた指でそれを弄り始めた。

    「はぅ!あ、あん!劉生さ・・・あんっ!」

    志乃の内モモがふるふると震える。
    くりゅくりゅ、と劉生の指の動きが早くなった。

    「あ・・・!だめ・・・私・・・」

    志乃は絶頂を予期して体を強張らせた。

    「いく・・・って言うんだよ。」

    劉生は少しいじわるそうに言った。

    「いく?・・・あ!あ!だめ・・・!もう!」

    志乃は必死で劉生にしがみつき、小さく「イク・・・」と言って体をがくがくと震わせた。

    頭が真っ白になり、劉生に支えられえいないと立っていられなかった。
    あそこがひくついているのがわかる。

    劉生は志乃の片足をぐいと持ち上げ、硬く反りあがった自分のモノで志乃の割れ目をなぞった。

    まだ敏感な志乃の突起にそれがあたる度に、志乃の体がぴくんと震えた。
    志乃の蜜液で十分潤うと、劉生は志乃の奥深くに入り込んだ。

    「!」

    志乃は今までにない快感を覚えていた。クリをいじられるのとはまた違う、体の
    奥の方からじんわりとにじみ出るような快感。

    「あ、あ、あ・・・」

    劉生が下から上へと突き上げる。ぐちゅっぐちゅっといった音とともに、持ち上げられた方の志乃の足が
    揺れる。

    志乃は涙目になって劉生を見つめた。
    劉生も少し呼吸が乱れていた。

    「志乃ちゃん、今日はとても大胆だね・・・。」
    「ごめんなさい・・・」
    「また謝ってる。嬉しいって言ってるのに。」

    そう言って軽く笑うと、再び志乃のクリをいじり始めた。

    「あ、あ、そこ・・・」

    劉生は腰の動きを止め、指だけで志乃を刺激した。

    「あ!ああん!」

    動いていなくても、入ってるだけで志乃は強烈に感じていた。
    すぐに絶頂の波が訪れ、志乃はエプロンの裾を噛んで声を堪えた。叫んでしまいそうだった。

    「んっ!!!」

    大きく3回ぴくんぴくんぴくんと体を揺らし、果てた。
    でも、劉生は達していない。

    「劉生さん・・・」
    「俺も本当はすごいいきたいけど、ゴムないし・・・。今から帰って俺のうちでゆっくり続きをしよう」

    そう言って志乃のおでこにキスした。

    部屋に戻ると、みんなまだ盛り上がっている最中であり、誰も志乃たちが抜け出していたことに
    気がついていないようだった。さわ子を除いて、だが。

    カラオケ大会は、志乃とさわ子のおかげで例年になく盛り上がったようだった。さわ子は志乃が
    いない間もアニメソングを歌い続け、一躍人気者になっていた。


    志乃と劉生はそれぞれ別ルートをたどって劉生の家に落ち合った。

    家に着くとすかさず志乃の服を脱がし、ベットに入ると、先ほど言った通り、ゆっくりと志乃の
    体を堪能した。

    足を絡ませあい、長い長いキスの後、志乃がもう入れてくださいとお願いするまで前戯を楽しんだ。

    志乃はまだクスリの効き目が薄れておらず、何度もイカされているにも関わらず、
    まだしたいと思っていた。ようやく劉生が入ってきたときには息も絶え絶えになって喘いだ。

    「志乃ちゃん・・・すごいキツいよ・・・。」

    コプ・・・と志乃の蜜壷から音がする。

    劉生が動き始めると、志乃は体を反らせて、声にならない声を上げた。

    (中の方がじんじんする・・・・。おかしくなりそう・・・!)

    劉生が志乃の両足を肩に乗せて、更に奥深くを突くと、志乃は朦朧としながら劉生の名前を呼んだ。

    「劉生さん!」

    劉生は目を瞑り、最後の快感を味わっているようだった。
    好きです、好きです・・・と繰り返し、俺も好きだよ、と返される。

    志乃は深いオーガズムを感じた。それに合せて劉生も達した。
    初めて一緒に絶頂を迎えたのだが、志乃は気を失って、そのまま眠ってしまった。


    翌朝、目覚めて志乃は昨晩の出来事を半分以上忘れているのだが、自分の行動に青ざめ、劉生の
    顔がまともに見られず、泣きながら謝るのだが、今の寝顔は最高に幸せそうだった。

    劉生は志乃のほっぺたにキスし、微笑んで言った。

    「おやすみ。」
    END



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