オフィスラブ【志乃 番外編U】


  • 「志乃ちゃん、何してるの?」

    ドアから入ってきた劉生が志乃に尋ねる。

    「劉生さん・・・」

    志乃は劉生の姿に見とれて、再びほっぺたをつねった。

    「あ、またそんなことして。ほっぺた赤くなるだろ。」

    だって、未だに信じられないのだ・・・。

    劉生が志乃のほっぺたを撫でて微笑みながら言った。

    「花嫁なのに。」

    志乃はタキシード姿の劉生を見上げた。

    (なんて素敵なんだろ・・・)

    今日は志乃と劉生の結婚式だった。

    軽井沢の小さい教会で、親族と少数の友人だけでとり行われることになった。
    志乃は等伯が用意してくれたウエディングドレスを着て、夕が作ってくれたブーケを手に持っていた。

    それでも信じられなかった。本当に劉生と結婚するのだ。これから、みんなの前で誓うのだ。

    「あの・・・劉生さん、本当に私でいいんですか!?今ならまだやめられますよ!??」

    志乃は本気で問いかけたのだが、劉生は笑って志乃をソファに座らせた。

    「今やめるくらいなら、最初から結婚しようなんて思わないよ。」

    それでも志乃は不安だった。

    (だって、信じられないんだもん、こんな幸せなことって・・・)

    「あのね・・・きっと信じないだろうけど、志乃ちゃんに最初にキスした時に、俺この子と結婚するかもって
    思ったんだ。本当に。」

    劉生が志乃の瞳を覗きこんだ。

    志乃は今でも劉生に見つめられると心臓がどきどきする。

    「劉生さん・・・私のどこが好きですか?」

    志乃は思い切って聞いてみた。
    劉生は少し驚いた顔をしたが、すぐに優しく笑った。

    「そうだなあ・・・いろいろあるんだけど、一番はやっぱり・・・」

    志乃は自分で聞いておいて答えを聞くのに緊張した。

    「俺のこと好きなところが好き、かな。」

    志乃は拍子抜けした。

    「はあ・・・。えーと、でも、それって私じゃなくてもいいのでは・・・」

    「そんなことない。家族以外で初めて、この子は自分のことを無条件で好きでいてくれるって思えるんだ。

    そんなことめったにないと思ってるし・・・言葉にするのは難しいけど、なんていうか・・・俺はあまり
    自分のこと好きじゃないし、自分を大事だと思ってなかった。けど、志乃ちゃんといると、俺がいる意味が
    あるって実感するっていうか・・・

    この子と出会うための人生だったんじゃないかって思えるんだ。」

    劉生が言葉を選びながら、慎重に、志乃に伝わるように一生懸命話そうとしてくれてるのが伝わってきた。

    「言ってる意味、わかる?」

    志乃は涙をこらえられなかった。


    「それは・・・それは私の台詞です。劉生さんと出会うまでは私、本当に何もなかった・・・。
    劉生さんが彼女にしてくれて、私の人生180度変わったんです。生きてて良かったって、
    本当に思ったんです。」

    志乃はぼろぼろと涙を流して泣いた。

    「それなら、じゃあ、出会う運命だったんだ。」

    劉生が優しく言って、志乃に優しく口付けた。

    志乃はこれ以上の幸せはもうないだろうと思った。
    この人とこれからずっと、死ぬまで一緒なんだ・・・。

    劉生が舌で志乃の唇を割り、舌を滑り込ませた。

    「ん・・・ふ・・・」

    控え室に日差しが入り込み、窓からは鮮やかな緑が見える。
    劉生のキスが強くなる。

    ちゅく、ちゅく・・・と音が立つ。

    「りゅ、劉生さ・・・。式が始まります・・・。」
    「まだ大丈夫」

    劉生は深く口付け、ドレスの上から志乃の乳首を探った。

    (ちょ、ちょっと、まさか・・・)

    劉生はとうとうコルセットの隙間から、指を入れ、志乃の乳首をやさしく弄び始めた。

    「あ・・・」

    志乃の白い胸とピンク色の乳首がわずかに覗いた。
    劉生はそれに顔を近づけると、舌先でつつ・・・と舐め始めた。

    「劉生さん、さすがにそれは・・・」

    劉生がちゅうっと乳首を吸う。やめるつもりはないらしい。

    (うそ・・・もうすぐで式が始まるのに・・・)


    そう思いながらも、劉生のキスと、乳首の愛撫で志乃の体は反応し始めていた。

    「あ・・・」

    劉生が床に片膝をつき、志乃の足を開脚させた。

    「へえ・・・白いガーターか。」

    志乃は顔を赤くした。
    等伯が用意してくれたドレスのインナーは白のコルセットに白のショーツにガーターベルトと
    ストッキングだった。

    ドレスのスカートをめくり上げると、志乃の白い内モモに劉生はキスした。

    志乃は劉生が’その気’になってしまったのがわかった。
    劉生の舌がゆっくりと移動する。

    劉生が指で志乃のショーツを横にずらし、中の様子を探る。

    「・・・!」

    くちゅくちゅと音がする。志乃が思っていたより濡れているようだった。
    劉生が二本の指をゆっくり出し入れする。

    志乃は劉生と付き合い始めて、劉生に性の喜びを教えられていた。
    劉生も志乃のどこが気持ちいいのか熟知していた。指を奥深くまで挿入する。

    「は・ん・・・!」

    みるみるうちに志乃の中から愛液が溢れ出す。

    劉生が志乃の一番敏感なピンク色の突起に唇を近づける。

    まだ包皮をかぶったままのそれは、劉生に軽く吸われただけで志乃の体を大きく震わせた。

    「あんっ!」

    指がぐっぐっと奥を突く。

    志乃は自分の膝の下に手を通し、快楽のままに足を開いた。
    劉生がもう片方の手で、クリの皮をめくる。

    ピンク色の真珠はもう充分に勃起しており、はやく舌で弄ってといっている。
    劉生がゆっくりと舌先で舐める。

    「あ、あ、んん!!」

    劉生の舌が優しく、絶妙な加減で志乃のクリを撫でる。指もそれに合わせてゆっくり
    出し入れされる。

    「あ!あん!んぅ!」

    (き、気持ちいいよぉ。。私ったら、今から結婚式だっていうのに・・・!)

    志乃は更に足を開いた。
    中の指が志乃のポイントを探り当て、執拗に攻める。

    「あ、あ、りゅ、劉生さん・・・もう・・・」

    劉生は志乃が体を反らせたのを合図に、指の動きを早め、舌で舐める代わりにクリの包皮は志乃に剥かせ、
    指でぬるぬる・くりくり・・・とクリを刺激した。

    「は!あん!ん!ん!だめぇ・・・!」

    志乃の体を快感が突き抜ける。

    こぷこぷ・・・と劉生の指の動きに合わせて志乃の中から愛液が流れる。

    頭がぼーっとしてきて、志乃の白いモモとお尻がふるふる震える。
    白いストッキングのつま先がピンと伸びる。

    劉生のクリを刺激する指が絶妙な位置を捉えた瞬間、志乃は目を瞑り声を上げた。

    「あ!ああっ!劉生さん!そこ・・・だめぇ!!」

    瞬間、目の前が真っ白になり、志乃はビクンビクンと体を震わせ、絶頂を迎えた。

    志乃はあそこをヒクつかせ、放心状態だった。

    ウェディング姿で自分で足を開き、アソコをヒクつかせている志乃を見て劉生は言った。

    「こんな格好でするなんて、背徳的で、いいね・・・。」

    まだひくついている志乃のそこに、劉生は自分のモノを宛がった。

    「んっ!!」

    志乃は劉生の大きいものが入ってきて、自分のそこがとても締まっているのを感じたが、
    充分濡れていたため、すんなりと受け入れた。

    ぐちゅ・・・ぐちゅ・・・と音が立つ。

    「は!ん!ん!・・・あん!」

    劉生のがいつもより大きい気がする。それは劉生も同じだったようだった。

    「志乃ちゃん・・・すごい・・・キツい・・・すぐイキそうだ・・・」

    劉生は志乃の体をひょいっと持ち上げると、自分が下になり、志乃を上に乗せた。

    「動いて・・・」

    劉生は志乃に動くように命じたが、志乃はまだ騎上位に慣れていなかった。
    劉生が志乃の腰を掴んで前後する。

    「そう・・・そうだよ。」
    「ん!ん!ん!」

    劉生のモノが志乃の奥深くを突く。

    (あ、あ、なんだか・・・勝手に動いちゃう・・・)

    気がつくと劉生のリードなしで自分ひとりで動いていた。

    ごぷ・・・ごぷ・・・。

    「志乃ちゃん・・・すごい・・・気持ちいいよ」
    「は・・・ん・・・!私もです・・・」

    二人の結合の隙間に志乃の愛液が流れ、ぐちゅぐちゅと音をたてる。

    (劉生さんの、大きくて・・・当たってる・・・)

    「あん!んぅ!んっ・・・!」

    劉生がもう我慢できないといった様子で志乃の腰を掴み、下から力強く突き上げた。

    「はぅ!や、ぁ・・・!!」

    劉生の動きが早くなる。志乃は劉生よりも先にイッてしまいそうだった。

    「劉生さ・・・もぉ・・・」
    「俺も・・・」

    志乃は目を瞑って快楽の波にさらわれた。きゅううっと劉生を締め付ける。

    「・・・・・っ」

    劉生が体を固くし、志乃の中に射精した。

    「はぁ、はぁ・・・」

    志乃が劉生の上に倒れこんだ。
    劉生が志乃を抱きしめる。

    志乃が顔を上げると、劉生がキスした。
    二人で繋がりながらしばらく重なり合ってキスをする。


    「式前にこんなことして・・・怒ってる?」

    劉生が志乃に聞く。
    志乃は頬をピンク色に染めて言った。

    「いいんです・・・私もしたくなっちゃったし・・・。」
    「赤ちゃん・・・できちゃうな。」

    コンドームをしないで、中に出したのは初めてだった。
    志乃は’赤ちゃん’の言葉に胸をときめかせた。

    私と・・・劉生さんの赤ちゃん・・・。

    「赤ちゃん・・・」

    志乃は自分のお腹に手をあてた。
    先ほど、これ以上の幸せはないと思ったばかりで、どうやらもうそれ以上が見つかってしまったようだった。

    「志乃ちゃんと、俺達の子供が帰りを待っててくれる生活なんて、幸せだな」

    劉生が志乃が思っていたことを口にした。

    「今夜は、もっと頑張ろう。」

    劉生が志乃の耳に囁いた。

    志乃が想像して顔を赤くした時、ドアがノックされた。

    「おーい、終わったか?もうそろそろ始まるぞ!」

    等伯が怒った声で叫んだ。どうやら外で待っていたらしかった。
    志乃が慌てて身を起し、ソファから落ちた。

    劉生が笑って志乃を抱き起こす。
    志乃の身支度を手伝う。

    「志乃ちゃん・・・いや、もう志乃ちゃん、は無いか。奥さんだもんな。」

    志乃は’奥さん’という言葉にじーんと胸を熱くした。

    「志乃・・・。愛してるよ。」

    劉生の優しい瞳を見て、志乃は心に決めた。

    今はとても幸せだけど、これから何が起こるかわからない。
    でも、この人と一緒に乗り越えていこう。
    この人を一生愛せるという自分の気持ちは、確実だと感じる。

    志乃はにっこり笑い、劉生の腕に手をまわして、皆が待つ式場に向かうべく扉を開けた。

    この時、志乃のお腹に芽生えた命に気がつくのはもう少し後のお話・・・。

    END



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